三創楽器製作所

ライアー天音 ( あまね ) のハナシ    Yasuko Mitsueda Message

私がライアーを弾くようになって13年経った2012年、素晴らしい出会いがありました。

当初、ライアーを教え始めた頃から 「この優しい音の楽器の素晴らしさを もっとたくさんの方にお伝えしたい」 と思い続けて来ました。 ところがライアーは、ほとんどが海外製で高価なものだったため、もっと手に入りやすく、メンテナンスも安心してお願い出来るように 日本国内でライアーが創れないものかと考えていました。

そして翌年の2013年、私の夢が叶いました。
三創楽器製作所さんに出会い、チェンバロを始めとする古楽器を製作されている確かな技術でライアーを創っていただくことが出来たのです。

「天音」 は私の理想を追求したライアーです。
価格はもちろん、ライアーの持ちやすさ、弾きやすさにも配慮しています。
「天音」 という名に相応しく、透明で柔らかな音色、個性的で古風な色に仕上げました。
これからは、他者を癒し自らを癒すライアー「天音」を 皆さまにお届けして行きたいと心より願っています。

2013年10月   光枝康子

講師紹介 (東京・神奈川地区)

光枝康子 (Yasuko Mitsueda)

東京芸術大学音楽学部声楽科卒
2000年春にライアーと出会い、ライアー奏者の池末みゆき氏に師事。
おもに東京、神奈川地区で活動。
読売・日本テレビ文化センターをはじめとする多くのカルチャースクール等でライアーの指導を行う。
(株)銀座十字屋にてレッスンの講師も務めている。

  銀座十字屋レッスンご案内

2013年、初めてライアーを手にされる方のために、お求め安さと弾きやすさにこだわった浜松三創ライアーを監修。演奏活動やワークショップを通じてたくさんの方にライアーを知ってもらいたいと、普及活動を行っている。

SANSO-Leier について、少しお話をさせて下さい   Yasuko Mitsueda Message

浜松三創ライアーは初めてライアーを手にされる方のために、お求め安さと弾きやすさにこだわったライアーです。
厚みを抑えてありますので、重厚感はあまりありませんが、厳選した材質と設計にこだわっているため、とてもよく響きます。
ライアーは左手で主に裏側の弦を演奏しますが、浜松三創ライアーは左手も低音部に届きやすいよう 形状に配慮し、裏側の弦の位置にも弾きやすさを追求しました。

ライアーは繊細な楽器で弾く人によって音が変わります。
どんな楽器もそうですが、新しい楽器と、弾きこんだ楽器とでは音が違います。
また、弾き方によって固く張りのある音も、深くて丸みのある温かい音も出せるようになります。
ライアーを手に取るすべての方に、ライアーという楽器の魅力を伝えていけたら・・・。
それが弾く者にとっての永遠のテーマかもしれません。

みなさまが良い楽器に巡り逢われることを お祈りしております。  光枝康子